2011年09月15日
噛み合わせとアルツハイマー
鹿児島県鹿児島市の歯科医院
よしどめ歯科 大明丘 よしどめデンタルクリニック マルヤガーデンズ
よしどめキッズデンタルランド 理事長の吉留 英俊です。
もうだいぶ前にこのブログでも、
歯の噛みあわせとアルツハイマーの関係について、
書いたことがあるのですが、今日岡山大の研究チームが、
その因果関係の元になるタンパク質について、
研究成果を発表しました。
以前から「アミロイドベータ」と呼ばれるタンパク質が、
脳の海馬に蓄積されている現象が、
アルツハイマー患者に有意に多かったことから、
このタンパク質が原因ではないかと注目されていたのですが、
今回のラットを使った研究では、
かみ合わせの悪いラットは普通のラットに比べて、
このアミロイドベータが4倍から5倍に増えるそうです。
さらに注目すべき結果は、
このかみ合わせの悪いラットの歯を治療した結果、
アミロイドベータの数値が通常値まで下がったそうなんですね。
つまり、歯の治療をすると、
アルツハイマーの発症リスクも、どうやら下がるようなのです。
タンパク質と一緒に血中のストレスホルモンも
増えているとのことですから、
この原因となるアミロイドベータは、
ストレスの増加と深い関係があるみたいですね。
今回の研究で期待できるのは、歯の噛みあわせを治療することで、
アルツハイマーの予防だけでなく、
すでに発症してしまった患者さんの進行を抑制することも、
可能ではないかと示唆した点です。
この成果はアメリカ神経科学雑誌にも掲載されたとのことです。
歯の疾病と全身疾患の関係は、これ以外にもいろんな形で、
研究が進められています。
じつはアルツハイマーよりもっと身近な例で、
歯痛と関係する病気もあるので、明日はそれについて。
よしどめ歯科 大明丘 よしどめデンタルクリニック マルヤガーデンズ
よしどめキッズデンタルランド 理事長の吉留 英俊です。
もうだいぶ前にこのブログでも、
歯の噛みあわせとアルツハイマーの関係について、
書いたことがあるのですが、今日岡山大の研究チームが、
その因果関係の元になるタンパク質について、
研究成果を発表しました。
以前から「アミロイドベータ」と呼ばれるタンパク質が、
脳の海馬に蓄積されている現象が、
アルツハイマー患者に有意に多かったことから、
このタンパク質が原因ではないかと注目されていたのですが、
今回のラットを使った研究では、
かみ合わせの悪いラットは普通のラットに比べて、
このアミロイドベータが4倍から5倍に増えるそうです。
さらに注目すべき結果は、
このかみ合わせの悪いラットの歯を治療した結果、
アミロイドベータの数値が通常値まで下がったそうなんですね。
つまり、歯の治療をすると、
アルツハイマーの発症リスクも、どうやら下がるようなのです。
タンパク質と一緒に血中のストレスホルモンも
増えているとのことですから、
この原因となるアミロイドベータは、
ストレスの増加と深い関係があるみたいですね。
今回の研究で期待できるのは、歯の噛みあわせを治療することで、
アルツハイマーの予防だけでなく、
すでに発症してしまった患者さんの進行を抑制することも、
可能ではないかと示唆した点です。
この成果はアメリカ神経科学雑誌にも掲載されたとのことです。
歯の疾病と全身疾患の関係は、これ以外にもいろんな形で、
研究が進められています。
じつはアルツハイマーよりもっと身近な例で、
歯痛と関係する病気もあるので、明日はそれについて。
Posted by よしどめ歯科院長 at 23:18│Comments(0)
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